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■満貫全席って?
暑さも本格的になってきた7月22日。池袋校で満貫全席が行われました。満貫全席とは、3ヶ月に1度のチャンピオン決定戦。日本各地のニューロン加盟校から日々の成績が優秀な代表選手が集い、その腕前を競うものです。優勝者には来年2月に大阪で行われる、プロ団体からも代表選手が出場する優勝賞金100万円『金龍王決定戦(マツオカ社主催)』への参加招待状が贈られます。
満貫全席の形式は予選4回戦+決勝1回戦。まずは参加者36人から4人にしぼられるのです。参加者は地元池袋校で普段遊んでいる方々が多い中、蒲田校や、埼玉からいらっしゃっている方、はたまた普段スタッフとしてニューロンの力になっている先生達もちらほら。先ごろ行われたチーム戦で女性MVPを獲得し、招待選手として参加の深田先生や、普段はプロ麻雀協会で活躍し、茨木でカルチャースクール講師をしている飯田先生。さらには池袋校のドン、スマイル0円三浦先生など、普段とは違ったキリリとした表情で臨んでいます。
■予選の行方は? さて、そんなこんなで大会が始まりました。1回戦終わるごとに総合持ち点と順位が貼りだされ、その前には人だかり。笑う顔あり、落ちこむ顔あり、空元気な顔あり。学校の合格発表の様相でした。そんな中、見事決勝へ進んだのは…3回戦終了時の10位から大きくジャンプアップ!深田先生が4位追加!この男だって負けてない、3回戦終了時7位から3位通過は飯田プロ!2位で通過は池袋校代表、中里選手!栄えある1位通過は、予選1回戦で国士無双をアガり、以降1位の座に座り続けた、池袋校代表、竹内選手!先生とプロと池袋校代表の大学生2人。ニューロンらしいちょっと他の大会では見られない組み合わせの決勝戦となりました。
■決勝戦!
決勝は予選からの点数の持ち越しは無く、全員同じ位置からよーいドン!一半荘で全てが決まります。最初にアガるのはいったい誰で、どんな手を作ってくるのか…。
東一局、一枚切れの北を『立直七対子オモオモウラウラ』で捉えたのは、東大生の中里選手。親のハネ満、18000点スタートでした。決勝が終わったあと中里選手に『ダマで9600を拾いに行く選択肢は?』と聞いたところ『そんな姿勢じゃ勝てない、ツモってハネ満にする気がなきゃ』とのことでした。東場はその積極的な姿勢を貫き通した中里選手の独壇場でした。
南一局。場に吹く持ち点が5000点にまで沈んでいた飯田プロ。逆転を信じて渾身のリーチ!待ちはなんとドラの發単騎。チャンタと中もあり、すでにハネ満確定。この勝負手を決められるのか…。数巡後、ツモっ!裏ドラは…のらない。しかし見事3000・6000でトップを走る中里選手に親カブらせ。このままじゃ、終われない。
続く南二局。このまま勢いに乗りたい飯田プロ。しかしこの局を制したのは中里選手。ドラの白単騎の七対子をツモアガり、失った点棒をすぐに回復。
南三局、親は飯田プロ。連荘を狙い、早々にドラの白を切る。これを北家の竹内選手がポン。予選を一位で通過したものの、決勝では、今ひとつアガりきれないもどかしい麻雀が続いている。南場の親も終わっていまい苦しい状況。ここだけはアガりきりたい。…しかしここでアガったのも中里選手。またしても七対子をツモアガり、この局を流す。
■そして迎えたオーラス。制したのは!?
トップ中里選手は53200点。親は前回大会の決勝で四暗刻をアガったものの優勝できなかった深田先生。持ち点は23200点。今回の予選でまさかの最下位になってしまった母の無念も晴らす為、なんとしてもここは連荘したい。飯田プロは14400点で役満ツモ条件。竹内選手も役満直撃で逆転。
オーラスの行方は…飯田プロは遠い遠い四暗刻へ。しかしここは深田先生が2900で連荘。そして再びオーラス。その配牌は…飯田プロには手が入らない。必死に中をポンした親の深田先生に差し込もうとする展開。そんな様子を横目に、中里選手の『ツモ!』の声。第27期満貫全席を制したのは雀暦わずか1年の東大生、中里和央さんでした!おめでとうございます!
■中里選手のコメント
『麻雀は心理戦、あと2000半荘は打って修行だ!』
『金龍王になって100万手にしたら、雀卓を家に買います!』
■主催 : ニューロン本部
■会場 : 東京「ニューロン池袋校」
■動員 : 36名(加盟校選抜選手限定)
■会場 : 東京「ニューロン池袋校」
■動員 : 36名(加盟校選抜選手限定)
一周年を迎えたばかりの池袋校に
選抜選手が集結!
池袋校に通う大学生の竹内一史さん。
国士無双を決めて決勝進出!
茨城校代表の飯田雅貴プロ。(写真左)
ドラの發単騎ツモのハネ満で猛追!
雀歴一年・東大生の中里和央さんが
初参加で優勝。
お祝いに駆けつけた彼女との
微笑ましいツーショット♪