1998年スタートの子供麻雀大会「ミニドラバンバン」第35回大会をニューロン大井町校にて開催しました。
大会レポート/子供教室東京 副担任 坂本勇樹
例年より少し早い桜の満開が訪れた3月29日。4月からの新学期に胸を膨らませた子供たちが集い、第35回ミニドラバンバンが開催されました。
普段は賑やかな教室も、この日ばかりは静寂に包まれます。子供教室の担当講師としては「いつもこれくらい集中してくれると嬉しいな」と思いつつ、真剣な子供たちの眼差しと大会独特の雰囲気を私も楽しんでいます。
開会から閉会まで6時間の長丁場ですが、子供、保護者、ボランティアの皆様のご協力のもと、今回も無事に終えることができました。優勝は4連勝で駆け抜けた横尾春樹さん10歳。おめでとうございました。次回11/29も激戦が繰り広げられることでしょう。
さて、大会の振り返りはここまで。以下に「子供教室で日頃感じている」「子供たちの課題について」「担当講師の目線でのアドバイス」を記してみます。少し難しい話を含んでいますので、お子さんたちに読み聞かせて頂けると嬉しいです。
🔶雀力向上のプロセス
「もっと強くなりたい」と感じるきっかけや想いの強さは人それぞれです。「ぜったい1位を取りたい!」「珍しい役をアガりたい!」といった希望(野望)を実現するには、偶然に頼るのではなく、適切な戦略と判断力が必要です。
雀力の様々なパラメータのうち、わかりやすいのは【攻撃】と【防御】です。子供たちの打ち方を見ていると、【攻撃】ばかりに目がいきがちで【防御】が疎かになっているケースが大半です。
「毎局アガリたい」という気持ちはわかりますが、【攻撃】がとても不利になるような局面で、いかに【防御】に徹することができるか?が雀力向上のポイントです。
🔶大会における麻雀の打ち方
普段の教室やアプリでは”無類の強さ”を誇る子供会員から「大会ではなぜか結果が出ない」と相談を受けることがあります。そこで『ミニドラバンバンで入賞を目指す』を例にお話ししましょう。あくまで一例ですので参考程度に。
大会で結果を残すには、大会の評価方法を踏まえた、普段の麻雀とは少し異なるフォーム(戦い方)が求められます。
4回戦の合計スコアを競う短期決戦で上位入賞するには、とにかく得点を積みあげる姿勢が大事です。毎回大きなトップを狙いつつも、1位が厳しい展開であれば「少しでも点数が多い2位を狙おう」「3位でも仕方なし」と割り切ります。
1位に大量のボーナス(順位ポイント+オカ)を付くルールではない場合、1位にこだわることより、持ち点を増やすことを優先します。3万点持ちの1位より、4万点持ちの2位のほうがポイントが大きい、というルールに戦い方をあわせるのです。
次に「周りの状況を把握すること」が大事です。入賞するには、あとどれくらい稼げばいいのか。総合順位が近い人と同卓した場合、その人より上の順位をめざすなど。
これらを意識するだけで、大会で結果を残せる確率はグンと上がるでしょう。講師に相談して、今の自分の課題についてアドバイスをもらうのもお勧めです。ぜひ一緒に「勝つための作戦」を考えましょう!
🔶麻雀で結果を出すということ
子供教室における順位や大会成績。アプリにおけるランクや段位など。競技プロと同様、アマチュアにとっても「結果」と向き合うことは大事だと思います。
麻雀に限らず、自分なりに良い結果を望み、自分なりに考え、努力した末の「結果を受け入れる」という体験は、これからの人生で役に立つ、自信に繋がる、と私は考えています。
私自身、理不尽なできごとに対する心の持ち方や、効率的な選択を続けることの意味を、麻雀を通じて学ばせてもらったと思っています。社会に出てから、とても役に立っています。
麻雀の経験は「結果が目に見えやすい」ところが学びにつながると思います。「ひとつの選択でその後の展開が大きく変わる」「場のできごとや相手の考えを理解する力が、すぐに結果に結びつく」など。
子供たちが麻雀に夢中になりすぎて勉強や生活が疎かになるのはまずいですが、麻雀に真剣に向き合うことで得られる学びはいずれ人生で役に立つ、という視点で応援してあげたいです。
🔶最後に
私は、子供たちが麻雀を通じて成長していく様子を見ると、まるで自分のことのように嬉しい気持ちになります。これからも子供教室の担当講師として、楽しみながら学べる雰囲気を大切に、麻雀を通じて子供たちが成長できる環境づくりに尽くしていきたいです。今後ともニューロン麻雀教室をよろしくお願いします。
2025年8月「第33回 名古屋」
2024年9月「第31回大会」
満席48名。6歳、7歳、8歳…。低年齢化&雀力向上がどんどん進んでいます。
優勝の小川櫂さん9歳は第29回大会に続いて二度目の優勝。落ち着いた対局姿勢。大会にめっぽう強い。
2003年「第12回東京」
1999年「第4回東京」