ノーレート麻雀ネットワーク ニューロン

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2008年11月09日第29回 銀座チーム戦

恒例の団体戦も今回で29回目。仲間四人で一緒に参加できる麻雀大会ということで、大会初体験の方も多い人気イベントです。その評価方法はちょっと珍しい順位ポイント制【1位3p・2位2p・3位1p・4位0p】。役満などの大物手をあがった人が優勝! ということにはならず、あくまで高順位を効率よく獲得する技量が問われる評価システムです。

さて今回は、中学2年生だけで結成された品川子供教室「ウォッカ」や、中村仁子校長率いる町田校「257歳チーム」など、子供3組大学麻雀部2組を含めた総勢14組が銀座のど真ん中のカルチャースクールに集結!

熱戦の結果、全員スーツをまとって気合で臨んだ蒲田子供教室+OBチーム「かま☆スタ」が3・4回戦で1位6回2位2回の大逆転劇を演じて、みごと「焼肉&カニ食べ放題☆祝勝会」をGET!!

その優勝チームの選手の方々より、ユニークな大会レポートが届きましたのでご紹介させていただきます。

大会レポート

松下晋(団体優勝&個人MVp 慶応義塾大学)
【大会前】

4人×4回。チーム合計16半荘かつ順位ポイント制で行われるチーム戦は、個人大会以上にチームの実力が安定して順位に反映されるということもあって、自信を人一倍持っていた僕らのチームは、みな優勝することを疑っていなかった。懸念は集合場所に時間通り集まれるかどうかということだった。

【大会直前】

みな体調万全とは言えないまでも無事に集まる。コンビニに寄りたいとの事だったため、自分は先に会場に行きコンビニ組にはコーラを頼んでおいた。(時間に余裕はあったが、万が一のことを考え) 思ってたよりも買い物に時間が掛かったようで、彼らの会場到着は11時57分だった。ちなみにコーラは買ってきて貰えなかった。「誰かが買ってるだろう」とお互いがお互いを信頼した結果だったらしい。この時点でチームワークに不安を覚える。

【一回戦・終了】

僕の卓は松原利仁さんが南1局親で6万点近くまで稼いだため、2位狙いを視野に入れる。(自分の親が残っていたが2万点以上離れてたため、無理な攻めはしなかった) 2位で終了。2,3,3,4位で合計4ポイント。

頭の中で「五反田で食事してからそれからどうしよう」といった今後の予定がちらちき始める。意外だったのはチームメイトの小倉徳仁君の4位。僕自身の予想では彼が優勝すると思っていたからだ。オーラスリーチ後振り込んでしまったらしい。順位戦で思い切った打ち方をするなぁと思ったが、詳しいことは分からなかった。この時点で優勝目安32ポイントを目指すために1半荘2.33ポイント取ることが必要になった。コーラを買いに行く。

【二回戦・終了】

僕の卓は普段の蒲田校のような穏やかな感じで対局は進んでいったが、水面下ではかなり切羽詰まって打っていたと思う。この半荘は自分の手はかなり良かった。白or南、混一色、イーぺーコー、ドラ2をあがれなかったのは残念だったが、この大会は順位戦なので1位を取れただけで十分だ。

1,1,3,4位で合計7ポイント、累計11ポイント。

2回戦だけ見れば優勝するに問題はないポイントだったが、1回戦のリカバリをするに至らなかった。でもまぁ頑張れば2位いけるかもと言うのがチーム内の雰囲気だった。僕自身は個人賞を見つめていた。

【三回戦・終了】

東1局、親で2000点あがった後、三色ドラ1の5200点に振り込む。その後も高野雅博さんが軽快にあがっていき、南3局時点で4位。南3局、300,500のツモを拒否し迷走しながら打った結果、リーチタンヤオ平和三色8000点であがることができた。これで2位になったが、オーラス高野さんとの差がお互い子で10100点だったため無理はしなかった。2位終了。

1,1,1,2位の合計11ポイント、累計22ポイント。

脅威の追い上げだ。僕の個人賞は難しくなったが、1位と6.0ポイント差,2位と2.0ポイント差の3位と、チームの順位と盛り上がりが高まってきた。コーラを買ってきた。

【四回戦開始直前】

1回戦につき、0ポイント~12ポイントまで差が開く可能性があるチーム戦とはいえ、6ポイントの差をつけるのは難しい。7ポイント取られてしまったらもうどうしようもないのだから。ただ幸運にも4回戦は千貫陽祐先生とチームメイトの寺川徹君、原田学さんと小倉徳仁君と、1位の町田校チームと2卓で同卓になるのだ。ここで3ポイントずつ差をつければ6ポイントつけられる。細いながらも存在するその道筋、命運は二人に託された。もちろん僕と浅利君も一つでも高い順位を取らなければならないが……

【四回戦・終了】

僕の卓は紆余曲折の結果1位を取ることができた。具体的な曲がり角は東1局の4人リーチで3000,6000をツモれたことだと思う。

コーラの消費ペースは普段の倍、1半荘500mlにのぼった。

1,1,1,2位の合計11ポイント、累計33ポイント。

寺川君、小倉君、やってくれました。町田校チームを2卓とも4位に。6ポイント差がひっくり返った。劇的な逆転優勝。最後、寺川君の半荘が千貫先生からの直取りで終了したとき、感極まって声を出してしまった。後で聞くと浅利君と小倉君も声を出していたらしい。

個人賞も取ることができたのは予想外だったけれど、とても嬉しかった。小倉君、最初4位で駄目かと思ったけどそっから3連勝するのは流石。寺川君、2回戦終わった時点で合計1ポイント、このまま終わってしまうのでは……なんて杞憂も吹き飛ばし、お見事。浅利君、上ではあまり書いてないけど、4回戦オーラスの粘りは凄いと思った。

【祝勝会】

お肉美味しかったです。カニ美味しかったです。

【最後に】

ニューロンチーム戦は、個人戦の成績4人分の総和なので、チームワーク・連携といったことは関係ないけれど、合間合間にチームで盛り上がることができるという点は、他の大会では味わえないものだと思います。僕は数ある大会の中でもチーム戦が一番好きで、来年もチームメンバーが揃えばまた出たいと思います。

小倉徳仁(団体優勝 蒲田高校)

今回の大会は、チーム制ということでいつもの麻雀とは違いチームワークが試される試合。チーム構成は最強位戦出場経験のある寺川君。満貫全席優勝経験のある松下くん・浅利くん。そして忘れてはいけないのがそう、最強であり絶対王者(自称) の僕。

チーム一同ビシっとスーツで決めて出場。年上ばかりに囲まれてプレッシャーを感じるが頑張らねば!

はい一回戦、僕ラス引きました。チーム成績も最悪。チーム全員涙目です。

二回戦も最悪で、同じくチーム戦に参加していた千貫先生に「スーツ着てわざわざ負けにきてくれたんですか?(笑) 」と煽られる始末。

が、3回戦4回戦。チーム一丸となって、奇跡としか言いようの無いのスコアをたたき出す僕達。煽ってきた3回戦までダントツだった千貫先生がチームは4回戦、逆の意味で奇跡としか言いようの無いスコアを叩いた為僕達の逆転優勝!

感無量の一言に尽きます。全員の力で勝ち取った商品の焼肉はおいしかったです。あと千貫先生ご馳走様です。

次回のチーム戦も機会があれば同じメンバーでチャレンジしたいと思います。次回も負けないように、強い意志を持ち頑張りたいと思います。

団体部門
順位所属チーム名リーダー
1位蒲田子供教室OBかま☆すた松下晋
2位関東学園大学麻雀部KMC田中大夢
3位町田校6のつく日はニートの給料日千貫陽祐プロ
ブービー蒲田校蒲田チョンボ★下畑愛プロ
主催
ニューロン本部
会場
銀座 柳カルチャースクール
定員
14組56名
いつも記念写真までは元気な子供教室チーム4組。でも対局が始まると…
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ニューロン蒲田校で結成された4組。子供会員やご夫婦で参加する姿も。
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大学麻雀部・ニューロン麻雀スクール町田校・銀座柳麻雀教室ら8組。
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中村仁子校長は町田校「257歳チーム」として参戦。名称の意味は考えないように…
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最年少は14歳、最高齢は78歳。とてもニューロンらしいイベントです。
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高校二年生チームの深谷友一さん。人生初の四暗刻単騎!
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優勝の蒲田子供教室+OBチーム。スーツをまとって臨んだ甲斐がありました。
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焼き肉・タラバ・ズワイ食べ放題の祝勝会。若者たちの胃袋は多牌しまくりだったとか。
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