ノーレート麻雀ネットワーク ニューロン

団体概要

名称
非営利型一般社団法人ニューロン【NEURON】
設立
1997年4月
代表
池谷雄一 (活動履歴)
本部
東京都品川区旗の台4-6-10
事務局
神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-29 平松川崎ビル3F 050-1037-5264 stneuron@nifty.com
商標
「ニューロン麻雀」は一般社団法人ニューロンの商標登録です【特許庁 商標登録 第6622797号】
目的
健全な麻雀文化の普及
事業
提携校
157校 (2024年1月時点)
提携講座
582講座 (2024年1月時点)
登録会員
57253名 (2024年1月時点)
子供会員
1992名 (2024年1月時点)
登録スタッフ
420名 (2024年1月時点)

実績

活動概略

1997 非営利団体ニューロン設立

日本初の大学公認麻雀部である文教大学競技麻雀研究会 (部長池谷雄一) を中核に、大学麻雀サークルのネットワークとして学生麻雀組織体ニューロンを設立。健全な趣味としての麻雀普及活動を開始。

1997 学生大会ウラドラバンバン

学生主宰・予算0円・企業後援・著名人ゲスト多数・格安参加費(1000円) というユニークな企画が大成功。320名を動員し、業界の注目を受ける。

1997 ニューロン全国ランキング・満貫全席

大学構内や大学近隣の麻雀店を会場とした定例イベント。2013年度では毎月約2000名が参加。あわせてランキング入賞者による選抜決勝「満貫全席」開始。2013年4月に第50回大会開催。

1997 ノーレート専門店ばんばん王国

東京都杉並区にオープン。毎日随時参加できる全国ランキング会場、競技プロ専属など、現在の普及形態のテストモデルとなった。当時、自動卓を完備したノーレート専門施設は全国で二軒目だったらしい。

1997 学生チーム戦

四名で参加する団体戦。第4回大会では32組128名を動員。2012年12月に第33回大会開催。現在は学生という枠を取り、子供から大人まで楽しめるイベントへ。優勝チームは「しゃぶしゃぶ食べ飲み放題の祝勝会」へご招待。

1997 ニューロン子供麻雀教室

小学生・中学生・高校生を対象とした麻雀教室。2013年度は常設7教室で開催。会費は無料・運営は学生ボランティア・会場はカルチャー施設。これまでNHK・NHK教育・NHKラジオ・フジテレビ・夕刊フジ・東京MXテレビ・朝日新聞・読売新聞・東大新聞などで紹介された。卒業生から数多くのインストラクターを輩出。その後のスクール事業のコアとなっている。最年少会員は四歳。近年は麻雀漫画の影響か、女子の参加が増えている。

1997 子供大会ミニドラバンバン

小学生・中学生・高校生を対象とした麻雀大会。2012年8月に第20回大会開催。当初は多数を占める高校生の圧勝であったが、子供教室の低年齢化に伴い雀力の底上げが図られ、幼稚園児六歳の参加 (40名中15位) や中学生ながら優勝を果たす強豪も登場。生まれながらにしてゲームに囲まれた世代と麻雀とのマッチングの良さを感じる傾向。

1997 腕自慢リーグ

若手の腕自慢を集めた競技会。A・B・Cの3リーグ制。「フーロ1500点への振込み回数」など、詳細な対局結果をデータ化して比較するシステムなど、実験的な要素を盛り込んだ。若手競技プロの参加が学生雀士への刺激となり、多くの競技プロ輩出へとつながった。

1997 会報誌あさすずめ創刊

発刊サイクルは年四回。確率や効率という観点によるデジタル戦術が主。子供会員による連載「何を切ったらいいんですか」など面白い試みも。NETや携帯の普及に伴って媒体としての役目を終え、ホームページへ移行。

1998 学生大会ウラドラバンバン全国展開

北海道、仙台、東京、横浜、名古屋。京都、大阪で連続開催。その様子は漫画誌「近代麻雀」の巻頭カラー特集や連載記事で紹介された。その波及効果で加盟大学サークルも全国規模へ。

1998 日本学生麻雀連盟会長に代表池谷雄一が就任

学生麻雀の旗振り役として全国で活動。「青雀旗杯・毎日新聞大学選手権」予選および決勝の統括を2011年第16回大会までニューロンとして担当。

1998 国際公式ルール講座

1998年の国際公式ルール制定にあわせて。戦術研究や練習会を積極的に行った結果、1999年~2002年の国際ルール競技会にてニューロン選手が優れた成績を連発。2002年世界選手権では代表池谷が三位入賞を果たした。

1998 夏合宿in麻雀博物館

子供教室と大学麻雀部による合同合宿。不眠不休の二泊三日。地元サークルとの交流大会、国際ルール練習会、観戦勉強会など。2010年度は参加68名。2011年度より震災の影響で休止中。

2000 ニューロン麻雀スクール町田校

子供から大人まで、経験やレベルを問わず、誰もが気軽に覚えて楽しるカルチャー専門施設。設立のきっかけは、ある子供会員のなにげない一言「なんで麻雀の学校はないの? あったら進学したい!」。子供~学生に加えて女性層やシニア層をも取り込み、普及事業はより多層的な「四世代交流の場」へ。主任講師はインストラクターとして数多くの教室を手がけてきた中村仁子。スクール部門のトップ (校長先生) を兼任。

2000 本部事務局を町田校へ移転

組織形態を再編成。統括本部非営利団体ニューロンを中核に、学生部門学生麻雀組織体ニューロン・子供部門ニューロン子供麻雀教室・スクール部門ニューロン麻雀スクール がつながる形へ。

2000 ばんばん対子合戦

ペア大会。キャッチコピーは「友情を賭ける!?」お互いの成績を掛け算するユニークな企画。2013年6月に第16回大会開催。

2002 カルチャー講座へのインストラクター派遣

駅ビルやショッピングセンターのカルチャーセンター、行政統括の地区センター、生活共同組合の講座など。2013年3月時点で約40講座に派遣中。普及活動の担い手であるインストラクター育成が普及促進の要へ。

2004 ニューロン麻雀スクール蒲田校

路面店・店内ガラス張り・ショーウインドに麻雀グッズ陳列・成績管理システムなど、実験的な要素満載。多くのメディアが取材に訪れた。蒲田校以降、専門施設の多店舗化が進み、2013年3月時点で10店舗。

2004 ニューロンスタッフ研修会

老若男女、様々な経験やニーズの方々が混在する麻雀講座。その運営スタッフ (インストラクター) の役割を考えて学ぶ場。模範講義・三分スピーチ・AED訓練・大学講師授業・産業研修プログラムなど内容は様々。2013年6月に第43回開催。

2004 マツオカ社主催「金龍王決定戦」運営および選手派遣

麻雀用具メーカー主催によるタイトル戦。著名プロ多数参加、決勝戦はプロジェクター投影でのリアルタイム映像観戦など、アマチュアにとって夢の舞台。2007年度にて終了。

2005 骨髄バンクチャリティ大会

西日本統括の山口明大が骨髄移植で一命を取り留めたことを契機に企画。「人と人をつなぐ麻雀の力」をテーマに、人の思いが人 (の心) を動かす様が感動を呼ぶ。毎年の東京大会をメインに、徳島・広島・群馬・千葉でも開催。

2005 ニューロン麻雀初級講座

公式教本。基本ルール・基本戦術・対人&対局マナー・点数計算早見表など。これまで培ってきた指導ノウハウを詰め込んだ一冊。2013年3月までに約3000部販売。

2007 ニューロン本部ホームページ

会報・イベント情報・イベント記事・動画など、活動内容を紹介する広報媒体として。素人の手作りゆえ拙い面はご勘弁を・・・。

2009 全国決勝 天下一武道会

「金龍王決定戦」に替わるニューロン独自のタイトル戦。2013年3月に第04回大会開催。これまでの優勝者輩出校は上新庄校・蒲田校・町田校・町田校。子供選抜選手は毎年奮闘するもタイトル獲得には未だ届かず。

2011 ニューロン麻雀スクール川崎校

本部事務局をかねた旗艦校。各種イベント会場としても機能。現在18卓

2011 震災チャリティ大会

東日本大震災の翌々月に開催。震災当日~翌朝まで帰宅難民の非難場所となった各教室。そして震災翌日になぜか多くの方々が集まった教室の様子から、地域コミュニティとしての社会的役割を強く認識。

2012 U-24競技会

24歳未満限定イベント。テレビ情報番組の取材では九歳女子が活躍。朝日新聞の取材は教育欄五回連載へつながった。

2013 成績管理システム NeuronISM 導入

個人の成績を各種端末で閲覧できるサービス。レーティング評価や統計値も提示 (アクセスには Google アカウントが必要で、成績閲覧には NeuronISM を導入している加盟校へ申請する必要があります)。

2019 一般社団法人化

非営利組織(NPO)としての在り方をさらに発展させるべく「非営利型一般社団法人」となりました。

代表挨拶すべては一卓のテズミから始まった

尊敬するウォルトディズニーの言葉「すべては一匹のネズミから始まった」のパロディです。

私が1997年に設立した非営利団体ニューロン。その最初の一歩は「手積み卓で」「四名揃わないので」「三人麻雀で我慢」の日々でした。普及活動を共にする仲間たちとしゃかりきに情熱を注ぎ続けて、ふと気づくと提携141校・登録会員46650名・登録スタッフ303名の大所帯になりました。ディズニーランドに追いつくまで、あと○○○○歩です (笑)。

ニューロンでは4歳から93歳まで、未経験者から大ベテランまで、四世代にわたる “他人同士” が一緒に卓を囲み、面と向き合い、遊びの時間をたっぷり共有します。そして喜怒哀楽が交錯するゲーム性を通じて、いつのまにか他人同士が “一緒に楽しむ仲間” に・・・。

最初は緊張から表情が乏しく、心を閉じた雰囲気だった方が、次第に雰囲気に馴染んでゆき、そして・・・役満記念写真のカメラにむかって思わず満面の笑み! 周囲の祝福がさらに表情を明るくさせる。ATフィールド開放。

もちろん勝負事でもあるので、楽しいばかりではなく、悔しい場面、悲しい場面、我慢する場面もたくさんあります。それは人が集まる、どのような場面でも生じる当然の要素。自分の中のネガティブな感情を表現できずに押し込め、自己疎外するかぎり、他人との関係に適切なバランスは見出せません。

人の世でうまく生きるのに大切なのは、感情や意思を適切に表現できるコミュニケーションスキルです。悔しさを隠して笑ってごまかすのではなく、素直に「悔しい~! いまにみていろ~!」と言えて、相手と笑いあえるのが素敵な関係です。

麻雀は「楽しい自己鍛錬」コミュニケーションスキルを高め、相互扶助の心を学んで実践する場は、若者に限らず、あらゆる世代に求められているはずです。これは現時点のNET仮想世界では得づらい要素であり、実際に他人と面と向き合うシチュエーションに自らを置くことが効果的です。

人と人をつなぎ、コミュ能力を育める。そんな魅力的なツールである麻雀の効用を社会に広めたい。他人同士が共有する公共のリビングとして、地域コミュニティの新形態として「麻雀教室」を広めたい。そのような思いで、健全な麻雀文化を普及する非営利団体を運営しています。

池谷雄一 (団体設立者・認定心理士・世界選手権2002三位)

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