ニューロンでは骨髄バンクの普及啓蒙を目的としたチャリティ事業を経年的に行っています。これは2001年にニューロン西日本統括の山口明大が白血病を患い、骨髄移植によって一命を取り留めたことがきっかけで始めた事業です。
2012年度は加盟校での募金活動、友好団体や協賛企業のご支援、徳島大会、広島大会、そしてメインの東京大会を開催しました。お預かりした募金44万円は骨髄バンク普及活動を推進する諸団体へ寄付しました。
「継続は力なり」という言葉をかみしめながら、できる範囲で精一杯、山口明大と共に活動をつなげていきたいと思います。イベントにご参加くださる愛好家の皆様。あらゆる面でご支援・ご協賛くださる各団体や企業の皆様。この小さな事業をこれからも見守っていただければ幸いです。今後ともご協力よろしくお願いします。
東京大会の模様はCSテレビ「MONDO21」にて放映予定です。
2012年6月 麻雀大会 会費より募金
2012年8月5日 健康麻将風鈴 麻雀大会24名 会費より募金
総額44万円
今年5月で移植10年を迎えた節目の年だったんですが、昨年11月に父を急逝し、この半年間、現実を受け入れることができませんでした。何か気を紛らわすことで自分の心の中の穴を埋めたいとの思いもあり今年は夏に開催しました。
しばらく心の底から笑っていなかったので、大丈夫かなと不安はあったんですが、当日たくさんの方から多くの励ましの言葉をいただき不安はすぐに消えました。安心したせいか閉会の挨拶の際に感情が高ぶり声がつまってしまいましたが、大谷さんにかけてもらった言葉に救われました。
「10年前に病気に負けず今も生きていること、お父さんより長く生きてることが一番の親孝行やで」発病時、治療が苦しくて死にたいと思ったことが何度もありました。けど、頑張って生きのびたことで一つ親孝行出来ていたことに気付きました。
毎回、帰り際に「来年も必ず参加します。元気でね。」と言ってくださる方がいます。父には父より長く生きることでしか親孝行できませんでした。その分、自分を助けてくれた方々、お世話になった方々、骨髄バンクの関係者に少しでも恩返しするためこれからも元気に生きていきたいと思っています。
ご協力してくださった皆様、本当にありがとうございました。
主幹 二階堂瑠美(日本プロ麻雀連盟・骨髄バンクサポーター)みなさん、こんにちは。二階堂姉妹の姉、二階堂瑠美です。今年も無事に山口君と、この大会を開催し、無事に終えることが出来ました。
今回も色んな方に参加していただけました。毎年参加してくださる方、しばらくぶりにお顔を見られた方、初めてお会いする方、みなさまありがとうございました。
裏方でサポートしてくれたニューロンスタッフの方々、当日都合で会場にお越しいただくことはできなかったけれど色んな形でご協力してくださった方々、そして当日来場してくださったみなさまのおかげで大成功を収めたと思っています。
今回は、骨髄バンク創立に大きく係わった全国骨髄バンク推進連絡協議会前会長である大谷貴子さんにお越しいただきました。初めてお会いしたのですが、エネルギッシュでパワフルで、なによりあたたかい方でした。
実は諸事情により、すこし落ち込んでいた私なのですが、本当に元気をいただきました。誰でも大なり小なり悩み事はあるものです。私の悩み事なんて些細なもの、と考えられる私はポジティブなのでしょうか(笑) 真面目なお話、悩んでいる人に対して手を差し伸べること、思いやる気持ち、こういった優しい気持ちに癒やされ、元気をもらいます。
私はいつも「もっと出来ることがあるんじゃないか」「もっと努力するべきじゃないのか」と感じて申し訳ない気持ちを持ってしまうのですが、そんな時、山口君が「自分に出来る範囲で、出来ることをやればいいんじゃない」と声をかけてくれます。そうなんですよね。手を差し伸べることも、勇気が要ると思います。出来ることを、出来る範囲で。
毎年、この大会を開催出来たことを誇りに思っています。次回も、元気にみなさまにお会い出来ることを願いつつ日常の生活に戻っていきます。参加してくださったみなさま、ご協力してくださったみなさま、最後まで読んでくれたあなた、本当にありがとうございました。
東京大会ゲスト 石井あや(最高位戦日本プロ麻雀協会)こんにちは。石井あやです。一年ぶりに参加して、初めて大谷さんのお話を聞いたり、改めて骨髄バンクの仕組みを聞いたり、皆さんと麻雀をしたり…。笑ったり、感動したり、感心したり、真剣勝負をする。こんな場所って他にあるんだろうか?と、ふと思いました。
麻雀と骨髄バンク、人と人、いろんなものが繋がる場所です。これからもずっと続いていきますように。皆さま、今年もお疲れさまでした。ぜひ来年もよろしくお願いします!
東京大会ゲスト 和泉由希子(日本プロ麻雀連盟)今年は主催者の一人である山口君が移植10年目の節目という事で、骨髄バンクの生みの親である大谷貴子さんにおこしいただき骨髄バンクについて楽しく分かりやすいお話をしていただきました。大会後の懇親会でもお話したんですが、とても気さくでフレンドリーな方なんですよ! バンクに登録することのみをすすめるわけではなく、家族の同意を得る事の重要性などを、丁寧に説明して下さいました。
新しい何かを始める時には、沢山の苦労や困難があったかと思います。でも誰かが始めないと、何も変わらない。一歩踏み出す勇気を形にしてくれたからこそ、今の「骨髄バンク」があります。助かる命を一つでも多く救えるように。傍観者な自分ではいたくないです。小さな勇気は大きな力に変える事ができるんだと見せてくれた大谷さんのように、まず一歩を歩き出せる自分でいたい。
この大会を通じて、少しでもお手伝いできているんであれば嬉しく思います。来年以降もたくさんの皆様に出会えますように!
東京大会ゲスト 大崎初音(日本プロ麻雀協会)麻雀プロになってから、毎年参加させて頂いている骨髄バンクチャリティー大会。毎回、たくさんのことを感じ、学ばせてもらっています。
今年は大谷さんが講演をして下さるとのことで、とても楽しみにしていたのですが、何よりも私の心に残ったのは「明るいって素晴らしい!!」ということ。大谷さんの周りは、いつも笑顔で溢れていました。「笑顔ってこんなにもパワーを与えてくれるものなんだな」と感じました。日々、何気なく生きている中で、忘れてしまいがちになる大切な気持ちを思い出させてくれました。これからもずっとずっと続いていってほしいと思います。
東京大会ゲスト 手塚紗掬(フリープロ)今年も骨随バンクチャリティー大会参加させて頂きました。はじめましての方も、おひさしぶりな方も、ありがとうございました! 毎年知った顔の人に出会えるのも嬉しいし、はじめましての方に次の大会でまたお会い出来るのも本当に嬉しいです!
今年は私事ですが、特別な思いがあって参加させていただきました。実は、友達が白血病になったとの知らせをチャリティー大会がある一か月程前に知らされました。すぐに山口さんに電話をして、白血病の事について改めてお話を聞きました。
そして今回、全国骨髄バンク推進連絡協議会前会長の大谷貴子さんが講演にいらっしゃるということで色々話を聞いてみてはどうですか?と教えていただきました。
大谷さんから直接、骨随バンク登録の事、骨随移植の事、病気の事、本当に色々なお話を聞かせて頂き、不安だった気持ちがすごく楽になったと言うか、強く持てるようになりました。
『情報を知っている』ということは強い。いや、知っている人が知り合いにいるという事がこんなにも心強い事なんですね。何かまた質問や相談があったらと連絡先も教えていただきました。
後日、友達から連絡がきて、お兄さんと白血球の型が完全一致して、移植をしてもらう事になった!と連絡がきました。お見舞いに行った時も、笑顔で、辛さなんで感じさせなかった友達。逆に心配させないように、笑いを交えて色々話してくれた友達は本当に強い。どうやったって、一番辛いのは当の本人なのに。
思えば、山口さんに初めて会ったときもまだ闘病中でしたが、常に明るくて、周りを楽しませようとサービス精神旺盛で、強い人だなと思いました。私も、こんな強い人間になりたいな。出来ることなんて限られていて、ちっぽけなことかもしれないけど、私は私が出来る事で少しでも力になりたいとまた改めて思った大会でした。ありがとうございました。また、来年もよろしくおねがいします!
文中すべて敬称を略させて頂きました。