読売新聞にてニューロン子供麻雀教室 東京およびIQ論文が紹介されました。
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知的な頭脳スポーツ
公益財団法人・日本生産性本部の「レジャー白書2024」によると、23年に一度でも麻雀をした人の割合(参加率)は、10歳代の男性が17・6%、女性が9・0%で、ともに全年代を通じて最も高かった。10歳代男女の参加率は直近2、3年で倍増しているという。最近は子どもの習い事としても注目されていることが、こうしたデータに表れているとみられる。
全国16か所で子ども向けの教室を開く「ニューロン麻雀スクール」は、賭け事とは一線を画す「頭脳スポーツ」として麻雀の普及に力を入れる。生徒は数年前から増え続け、今では計約2500人に上るという。7月下旬、東京都品川区の教室をのぞくと、約50人の小中学生が真剣な表情で麻雀牌と向き合っていた。
同教室に通う中野区の小学3年の女子児童(9)は「いい牌がそろっていても、最後まで勝敗がわからないところが楽しい」と笑顔を見せた。母親(38)は「ほかの子どもたちとコミュニケーションする力がつき、楽しみながら勉強にもなるのがいい」と話していた。
ニューロン代表理事の池谷雄一さん(52)は「体格差が影響するスポーツとは異なり、麻雀なら子どもでもハンデなく大人と対等に渡り合える。様々な知的能力が磨かれ、社会で生きるための力が身につくのも人気の秘訣」と語る。/p>
実際に、脳神経外科医でプロ雀士でもある東島威史さん(42)が、ニューロンの教室に通う6~15歳の子どもたち20人を継続的に調査したところ、1年後には知能指数(IQ)が平均で8ポイント上昇したことが確認されたという。東島さんは「特に情報の処理速度や言語の理解能力などが高まった。幅広い年代の人と会話しながら、目の前の情報を追い、手を動かすゲームの特徴が脳に良い影響を与えるのではないか」と分析している。